武田薬品工業のビジネスモデルとは?

武田薬品工業のビジネスモデルとは?

どうも!やわらか先生です!

今話題になっている武田薬品工業がアイルランド製薬大手のシャイアーの買収に総額6兆8000億円で日本企業として最大規模の買収を行う(今までは17年に約7000億を発行したソフトバンクグループが最高とのことです、アーム・ホールディングスの買収資金のことなので、これはまた別記事で書きたいと思います)とのことなので、なぜこんなにも大規模の買収を行ったのか分かるために、武田のビジネスモデルを説明して行きたいと思います!

創業

武田薬品工業の創業は1781年で創業から236年目を迎えている老舗企業です。 国内最大の製薬会社だが、いま大改革に取り組んでいます。これは2015年3月期の決算で上場以来の赤字に転落したことがおおきな要因になったと言われています。

長谷川閑史氏時代

2003年に創業家の武田国男氏の後継者として

長谷川閑史氏が社長に就任。会長職の武田国男氏がCEOから外れた2006年から長谷川閑史社長が本格的に経営の舵取りをしています。この頃から[武田薬品工業]の主力の糖尿病治療薬などの4品目が相次いで特許切れになることもあり有望な新薬候補を入手するため2008年にアメリカの[ミレニアム・ ファーマシューティカルズ]を買収。2011年にスイスの[ナイコメッド]を1兆円超で買収。その結果として海外売上高は2.3倍に拡大して海外従業員数も4.1倍に増えました。ところが世界の医薬品メーカーも大きな買収を繰り返しているため世界の売上高ランキングでの順位は変わらずに15位前後。

このためイギリスの[グラクソ・スミスクライン]から2014年6月に

クリストフ・ウェバー氏時代

クリストフ・ウェバー氏を社長に迎え長谷川社長は会長職に退きました。決断した経営戦略ひとつ目クリストフ・ウェバー社長「選択と集中」でした。
がん
中枢神経
消化器

という3つの領域に絞り込みました。ふたつ目は長谷川会長の推進してきたグローバル化を加速させることでした。世界70カ国に拠点をもち70%の従業員が国外で働いています。2016年からイギリス、中国、ブラジルの研究拠点を閉鎖縮小して日米2カ国に集約して研究開発部門の再編を実施しています。将来有望な研究者をアメリカのボストンの研究所へ異動させ「がん」と「消化器」の研究機能をボストンに集約させました。日本の湘南研究所には外部のベンチャー企業や外部研究員の受け入れを加速させて研究員数を現在の3倍にあたる3千人以上に増やしていきます。今年1月には創薬ベンチャーであるアメリカの[アリアド・ファーマシューティカルズ]を約6100億円で買収しました。

シャイアーの巨額買収

ここで満を持して今回の巨額買収です。2017年度の製薬会社の世界売上高ランキングでは武田は世界19位の17450億円でシャイアーは世界20位の16980億円でありますので、一気に世界8位のアッヴィに追いつきます。売上高ではあまり差がない武田とシャイアーですが、前年度比にて33.0%売り上げ増であるので、事業の将来性から今回アリアドさんはこのような選択をしたのだと思います。

武田が調達する約3兆円の現金は、半分の1.5兆円を米大手銀のJPモルガン・チェースが出し、残りを三井住友銀と三菱UFJ銀の2メガバンクが半分ずつ供与するようで、あまりに高額な買収なため、支払う利息は少なくとも年1000億円を超えるとみられており、銀行にいいように担がれているのでは?と言われていますが、日本の代表的な老舗企業である武田には頑張ってほしいですね。